不要なモノを徹底的に捨てることで得られる断捨離の効果は大きく、多くの人が実践しています。
しかし一方で、断捨離によって後悔してしまう人もいるようです。
「断捨離して後悔した物とその理由を探る」では、どんなものを捨ててしまうと後悔することになるのか?について紹介しました。
「断捨離して部屋を片付けたい」、「けど後悔したくない・・・」。
じゃあどうすればいいのか、考えてみました。
断捨離の意味の中で、「捨」は「今持っている必要のないものを捨てる」という意味があります。
第一人者のやましたひでこさんは、「一度捨ててしまって、必要になればまた買えばいい。買い直すのに必要なお金は「預け賃」だと考えるのがいい。」と言っています。
捨ててしまって後悔した物の中に、「CD」や「雑誌」があります。
廃盤のCDでなければ、本当に必要な時にはまたいつでも買い直せますし、今は電子書籍の時代ですから、あと何年もしないうちに、あらゆる雑誌のバックナンバーもいつでも買えるようになります。
まず最初の判断基準として
これだけでも片付けがはかどり、後悔しにくくなると思います。
思い出の品物は、「離」(モノへの執着から離れる)の心で捨ててみてはいかがでしょう?
思い出は「品物」に残すのではなく、「心の中」に残せば、いくらでも詰め込めます。
私が以前読んだ本にこのような一節がありました。
物的財産よりも経験に投資しなさい。
衣服よりも公演のチケットを買い、高級腕時計よりも休暇に金を使いなさい。
経験は、物的財産とは対照的に、享楽的適応にあまり影響を受けない。
もうひとつの利点は、それを思い出す時に粉飾が可能だということだ。
私達のアイデンティティは、かなりの部分が経験によって造りあげられている。
何度もいろいろな人に思い出を語ることで、それはより深く大きいものになり、一生ものになっていくのだと思います。
思い出の写真を見て風景を思い出すのではなく、あなたの心の中でその風景をより大きく美しいものに変えてみると、より幸せになれそうな気がしませんか?
心のなかの思い出は、いくらでも粉飾し大きくすることができるのです。
万が一、後悔してしまった場合でも『断捨離によって得られた効果と後悔と、どちらが大きいか?』を考えてみると良いと思います。
たとえ後悔しても、それ以上に得られる効果が大きければ「やってよかった」ということになるからです。
「あちゃー、捨ててしまった!」
という後悔よりも
「スッキリしていいことが増えた」
という前向きな考えを持つことが、後悔しないための最大のポイントです。