断捨離の効果がハッキリ出る物に「衣服」があります。
服の処分はなかなか決心がつかず、できないものですが、服を断捨離できた時の効果はとても大きいです。
特に女性は洋服を200着、300着以上持っている人も多いです。
断捨離によって服の数はどれくらい減らせるのでしょうか?
服の断捨離に成功した方の意見を聞くと、目標とする服の数は10着以下だそうです。
ただし、10着以下にするのは至難の技、上級者だからこそできる枚数です。
服の断捨離に成功した方の事例をいくつか参考にしてみます。
漫画家の青木光恵さん(42歳)は、洋服の数を9着にしてみようと断捨離をおこないました。
が、結局9着にはできなかったようです。
しかし、それでも174着の洋服を処分し、限りなく少ない枚数にまで服を減らすことができました。
188着を174着にできれば95パーセントの服を処分したことになりますが、そこまで到達できなくても80%ぐらいの服は処分できたのだと思います。
青木光恵さんのこの本は、『洋服を9枚に減らしてみた 服の賞味期限、見直し大作戦』として、Amazon.co.jpなどで買うことができます。
断捨離本の一冊として読んでみると面白いですよ。
10着以下の服で1年を過ごすことは難しくても、20着(上下合わせて40着)の服があれば、コーディネートを楽しみながら1年は十分過ごせます。
なぜなら、ワンシーズン(3ヶ月=90日)あたり「上5着」、「下5着」の服を持っていれば、125通りの組み合わせができあがるのです。
125通りの服装のパターンがあれば、90日、毎日違う服装のコーディネートをしても、まだ35パターンも余裕があります。
okwaveに投稿された質問『断捨離?!洋服がいっぱいで・・』では、回答者さんが次のように答えています。
1年分なんですけれど、1シーズンの服は3カ月として90日分ですよね。
単純に考えれば、ボトムス、トップスのインとアウト、それぞれ5枚ずつあれば、125通りの組み合わせがあります。
もちろん、合わない服や喪服のように合わせようのない服もありますが、スカーフやアクセサリーで変化を付けることもできますし、同じ服装を1シーズンに2回くらいしたって構わないと思えば、実は5枚で事足りるのです。
4シーズン分でそれぞれ20枚です。大きめの箪笥一本と押入れ収納1つ位でカバーできてしまいす。
断捨離によって服の数を上下合わせて40着以下に絞り、『実は1シーズン上5着、下5着の組み合わせだよ』と言うことができれば、相当レベルの高いオシャレさんになれるはずです。
世の中の仕組みの一つに「80対20の法則(パレートの法則)」というものがあります。
どのようなものか、いくつか事例をあげてみます。
これが80対20の法則です。いろいろなことに応用できます。
これを『持っている服の数』に応用してみると。
『人生の80%で着つづける服は、持っている服の中のたったの20%』
ということになります。
つまり、今持っている服の中からずっと着つづける本当に必要な服は20%。
その20%を見極めることができれば、断捨離によって80%の服の数は減らせるということです。
ちなみに200着の服の80%を処分すると、残るのは40着です。
先ほどの125通りの組み合わせに必要な服の数と同じになります。
では、具体的にどうやって服を処分するか?は別のページで説明します。
ということで、難しいとは思いますが、『200着持っている人で160着の処分』を目標に断捨離にチャレンジしてみましょう。