新しい発想の片付け術『断捨離』によって良い効果がたくさん得られます。
一方で、後悔した話もありますが。。。
結果はともかく、やってみなければどんなものかわかりません。
ということで、ここでは断捨離の基礎となる3つのステップに従って、断捨離の方法について解説していきたいと思います。
断捨離は、ヨガの「断行」、「捨行」、「離行」の3つが元となって考えだされた整理法です。
詳細:断捨離とは?その意味と効果
クラターコンサルタントのやましたひでこさんによれば、『「断」と「捨」を実行することで「離」を実現させる』というのが正しい考え方のようです。
STEP1:『断』(断行)新しく入ってくるモノを断つ
STEP2:『捨』(捨行)今ある不必要なモノを捨てる
STEP3:『離』(離行)モノへの執着から離れる
STEP1とSTEP2を実践することで、STEP3を実現するのが断捨離の目的
今どれだけ部屋が散らかっていても、新しくモノを買わなければ、これ以上部屋が散らかることはありません。ということでいちばん最初に実践するのが、新しく入ってくるものを「断つ」行為です。
断捨離といえばどうしても「捨てること」に目がいってしまいますが、モノをもらったり買ったり剃る前に、「本当に必要かどうか?」を見極める力を身につけることも大切です。
やましたひでこさんによると、「断」を実行するためにはまず意識することからはじめるのがいいようです。
人はだれでも、モノを「無意識」に手に入れています。
なぜって、「とりあえずもらっておいて損はない」からです。
そして自分が気づかないうちにいつの間にか、無意識に部屋がモノで溢れかえっているという状態になってしまうのです。
例えば街角で配布しているティッシュペーパー、夏場だったら紙のうちわを配っていることもあります。もらっておいて損のないものですが、いつの間にか家にポケットティッシュが溢れかえっていて、「何年分のポケットティッシュを溜め込んでいるんだよ!」という状態だったり、夏が過ぎてもうちわが残っていたりするものです。
家のポケットティッシュがなくなっても、街を歩けばいつだって配っていますし、来年の夏になればまた街角でうちわを配ってくれます。
スーパーやコンビニのレシートも同じです。
とりあえずもらっておいて損はないので、つい無意識に財布の中に仕舞いこんでしまう。
すると、いつの間にか財布の中がレシートで溢れかえっている。。。こんな経験はありませんか?
コンビニなどではありがたいことに、レジの前にレシートを捨てるボックスがあります。
「新しいモノを入れないぞ!」という意識を持てば、もらったレシートを何かに使う予定がなければ、簡単にレジ前のゴミ箱に入れることができるようになります。
無意識に受け取ってしまったり、買ってしまうのではなく、まずは「意識する」ことからスタートして「断」を実践してみるといいです。
まずは現状からさらに悪化してしまうのを防ぎましょう。
これが断捨離のキモとなる一番重要な部分です。
とにかくいらないものを捨ててしまうことなのですが、「捨てたくても捨てられない」人が多いのは事実。
モノへの執着をなくし、いらないものを捨ててシンプル化することで、驚くほど部屋の整理が楽になります。断捨離を実践するためには、モノをどんどん捨てる必要があるということだけ頭に入れておきましょう。
やましたひでこさんは、モノを捨てても心配することはなく、もし必要になったらまた買い直せばいいという考え方しています。
買い直す時に必要なお金は、「モノの預かり賃」だと思えばいいそうです。
実際に思い切って捨ててしまっても、83.6%の人は後悔したことがないとアンケートで回答しています。とりあえず捨ててしまい、必要になったら買い直す。
この考えを身につけるとモノを捨てることが苦にならなくなります。
STEP3の『離』は、特にやることがありません。
なぜなら『断』と『捨』を実践することによって得られる効果が『離』だからです。
断捨離は事実上、2ステップということになります。
この2つを身につけることで、モノへ執着する心が次第になくなってきます。
結果的に、部屋の整理が楽になり、キレイな空間を保つことができます。
キレイな空間を保つことで得られる効果は、「断捨離によって得られる7つの効果」に書いた通りです。
以上が断捨離の方法です。
さらに詳しい方法は、断捨離のやり方で紹介しています。